もう一回読んでみたくなった本があって図書館で借りてきて、読んでみたら思ってたのと違う本だった阿部洋太郎です(記憶してた本のタイトルと本の中身が違ってました)。ということで、山本弘さんの短編集「まだ見ぬ冬の悲しみも」読みました。
自分の状態が変われば、本から読み取る情報も変わる
前回読んだ時は「タイムマシン」と「バイオシップ」の話が印象に残ったのですが、今回は「シュレディンガーのチョコパフェ」がヒットしました。全員が「やりたくてたまらない」ことをしている世界。前回読んだ時は独身で、主人公がラブラブカップルだった時点で感情移入出来なかった(笑)のですが、今回は今幸せなことを感じながら読めて、ラストも「いいなー」と思えました。
物質文明から言語文明への進化
「メデューサの呪文」も前回と印象ががらっと変わりました。言語能力を発達させて「武器」としても使える様になった宇宙人の話で、伊藤計劃著「虐殺器官」読んでNLPを学んで・・・と知識が増えてから読むとリアリティーがしっかりと感じられました。
どの短編もクオリティーが高いので、SFに抵抗感のない方は是非読んでみてください(^^)/
「知ってる!」という方は教えてくださいm(_ _)m
「もう一度読みたい」と思ったのは、SF短編集で「科学技術は人間より遙かに進んでいるが、”誇り”のために戦争で武器を使わない種族の話」「軌道エレベーターの話」「日本政府が宇宙飛行士の代わりにロボットを月に送ると決めて、世界中から笑われるけれど実現させて、・・・みたいな感じの話(軌道エレベーターと一緒だったかも)」という短編が出てくる本ですが、タイトル・著者を忘れました。心当たりのある方は教えてください(^^)/
コメント