2016.5.21 土曜練 (審判目線を持つ)

京都大学空手道部 道場 京都大学空手道部

 こんばんは、京大空手道部副監督の阿部洋太郎です。大阪市内の自宅でこの記事を書いています。昨日は空手道部の練習に行ってきました。来週5月29日の西日本大会の組み合わせも出て、男子は初戦が大阪体育大学と日本文理大学の勝者、女子は関西外国語大学に決まりました。新入生は男子5名・女子4名の計9名。新入生は見る度に上達が見えるので嬉しくなります。また、昨日はOBが10名参加で賑やかでした。指導は主将の宮崎で、試合に向けてのメニューでした。新歓時期がまだ続いている中ですが、部内組手では男女ともいい技が出ている選手が結構いて、心強かったです。空手の試合、見たことありますか?

副審4人制だとポイント判定が辛くなる

 さて、昨日は試合前ということもあり、副審4人制で試合しました。今のルールでは、ポイント判定できるのはコート隅にいる副審だけです。で、コート隅からだと試合がすごく見にくい。コートの反対側で動いているときや背中向きになってるときはほとんど見えませんし、ブラインドになることも多いです。普段の部内組手で主審副審2名でミラーで見ているときに比べて、判定はだいぶ辛くなると改めて思いました。

 ポイント制の空手では、ポイントになるかどうかは審判が決めます。どんなにいい技でも審判から見えないと取ってもらえません。ただ、試合やってる側としては「決まったはずの技が取ってもらえない」とフラストレーションがたまります。練習後のミーティングでは、「副審4人制だと見にくいから判定が辛くなる」ということを伝えました。

 もう一つ伝えたのが「最初の技の重要性」。何本かぶれた技を見ると、審判としては「しっかり当たるところを確認しないといけない」という気持ちになります。ブラインドになって見えてない技は絶対に取らなくなり、判定は辛くなります。一方、最初の技がきれいに決まると、「この選手の技はいい」と先入観が入ります。だから1個でいいから「誰が見ても取れる技」を仕上げて西日本大会に臨んでください、と希望を言いました。

3つの視点を持つ

 徳野監督からは「3つの視点」の話がありました。「審判からどう見えるか、自分からどう見えるか、試合相手と比べてどう見えるか」の3つの視点を持って練習に取り組む必要がある、という内容で、自分も勉強になりました。西日本大会まであと一週間。後輩達がどれくらいやってくれるか楽しみです!

「望んでいること」「現状」「やり方」の3つが明確になると、不安は小さくなる。
 そして、「質問に答える」だけで「望んでいること」「現状」「やり方」の3つは明確にできます。
京都大学空手道部
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