なぜ「風が吹けば桶屋が儲かる」のか?
①風が吹くとホコリが舞い上がる。
②ホコリが舞い上がると目に入る。
③ホコリが目に入ると失明する。
④目が見えない人は三味線を買う。
(江戸時代の常識:目が見えない人は三味線を演奏してお金を稼ぐ)
⑤三味線が売れると猫が減る。
(三味線を作る時に猫の皮を使う→猫が捕まえられる)
⑥猫が増えると、ネズミが増える。
⑦ネズミが増えると、桶がネズミに囓られる。
⑧桶がネズミに囓られると、新しい桶を買う。
⑨人々が新しい桶を買うと、桶屋が儲かる。
だから、風が吹くと桶屋が儲かる。
一見すると「なんでそうなるのか分からない」ことでも、1つずつ繋がりを追っていくと「なんでそうなるのか」が分かるようになります。
(注意1)途中で分からないことが1つでもあると「なんでそうなるのか」が分からなくなる。
例えば、「桶って何て読むの?」「桶って何?」というところが理解できないと、その後の説明をどれだけ頑張って聞いても分からないままです。だから、分からないことを1個ずつ理解していく必要があります。
桶:読み方 おけ、水を入れる容器。三味線:読み方 しゃみせん、昔から日本で使われているギターみたいな楽器。・・・と分からないことを1個ずつ調べていって最後までつながると、「なんでそうなるか」が理解できるようになります。
(注意2)「風が吹けば桶屋が儲かる? だから何?」と思ってしまうと前に進めなくなる。
今から勉強しようとしていることの”意味”が自分の中で見つけられないでいると、やる気・理解力・記憶力がなくなります。「だから何なん?」「何に使うん?」「なんでやらなアカンの?」という想いが湧き上がってきたら、勉強を進める前に”意味”を探しましょう。
・コレを理解できると問題が解けるようになる。問題が解けるようになると成績が上がる。成績が上がると受験で合格できる。合格すると親が喜んでくれる。・・・という自分の人生にとっての”意味”。
・コレを理解できると○○ができるようになる。コレは世の中の□□で使われている。コレができたことで世界は△△に変わった。・・・というコレそのものの”意味”。
どちらでもいいですが、”意味”を見つけておくと「理解しよう」という意欲が湧いてきます。
分からないことを1つずつ埋めていくと、必ず理解できるようになる。
理解できないのは頭が悪いからではなく、情報が足りないだけ。分からないことを1個ずつ調べていく、”意味”を見つける、の2つを抑えておくと、学校の勉強は誰でもできるようになります。
基本が分かったら、次は”効率的な勉強方法”です。
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