こんばんは、自信コーチの阿部洋太郎です。大阪市内の自宅でこの記事を書いています。さて、「京大卒・東大院卒で空手もやってる」というと怖いものなしみたいに思われますが、実は私は30過ぎるまでずっと自分に自信がありませんでした。やってしまっていたのは「人との比較」。京大に行ったら京大生の中で比較し、空手やってる時は他の選手と比較し、・・・どこまでいっても「上には上がいる」。そんな感じになったことありませんか?
「全てに対して自信がない」という思い込みを外す
ところで、「今晩、歯磨きする自信はありますか?」・・・ありますよね。でも「完璧に虫歯予防が出来るレベルの歯磨きが出来ている自信はありますか?」と聞かれると、やや自信がなくなると思います。このように「自信のあること」「自信のないこと」のどちらも人間は持っています。でも、「自信がある」ことを見ずに「自信がない」ことばかりに目がいって「私は自信がない」と思い込んでしまうと、簡単なことでも「出来ない」と思ってしまい踏み出せなくなります。
「私は自信がない」そう思って立ち止まってしまった時は、まず”例外”を探してください。何でもいいから「自信があること」を一つ見つける。「△△するのは自信がある」「□□するのは自信がない」という様に、具体的に何に対して自信がないかが見つかると「私は自信がないから何も出来ない」という思い込みは外れます。
「自信がない」時は可能性がある
次に、以下の文章を声に出して読んでみてください。
「私はリオデジャネイロ五輪に選手として選ばれる自信がない」
・・・強化指定選手がこのセリフを言うとしっくりしますが、普通の人が言うと「え、突然なに?」みたいな違和感がありますよね。可能性がほぼゼロのときは「自信がない」とは言いません。「自信がない」と言ってるときには「自信がない(けど、もしかしたら出来るかも?)」という“可能性”が入っています。2ステップ目は「可能性を見る」。スケールテクニックを使って「どれくらい自信があって、どれくらいないのか」を明確にします。やることは簡単で、「何%くらい成功確率があるか?」を推測する。50%とか1%とか大体でかまいません。そうすると「可能性はゼロではない」と気付けます。
「自信がない」ことで良いことがある
自信満々でやったら凡ミスした・・・誰しも経験したことがあると思います。「自信がない」と思って準備をしていれば凡ミスする可能性は低くなります。このように、実は「自信がない」には、危険から身を守る「肯定的な意図」があります。「自信が欲しい」と思う肯定的な意図と「自信がない」と思う肯定的な意図の両方を見つける方法を学べば、「自信がない」と感じることも武器として使えるようになります。
「自信があること」が見つかれば「自信がない」ことも受け入れられる
上記の知識を得てからは、私は自分に自信が持てるようになりました。自信がなければ、「自信がないことでどんな良いことがあるか?」「今、どれくらい可能性があるか?」「何があれば更に良くなるか?」を考えます。今でも自信がないことは沢山ありますが、”知ってる”と全然楽です。「自分に自信が持てない」ときは、上記の方法を試してみてください(^_^)/
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