近藤史絵著 「スティグマータ」

先が見えない。
状況がわからない。
前に進んでいる感じがしない。

そんな感じがしたこと、ないですか?

今、自分にできることをやる。

 近藤史絵さんの「スティグマータ」を読みました。自転車のロードレースを題材にした「サクリファイス」シリーズの5作目です(サクリファイス→エデン→サヴァイブ→キアズマ→スティグマータ)。

 舞台はツール・ド・フランス。主人公はアシスト役の日本人選手チカ。30過ぎて日々感じる体力的な不安と次年度の契約が決まらない中でのレース。それに加えて薬物使用で出場停止となっていた”元”英雄の復帰と不可思議な”依頼”、親友でもありライバルでもある日本チャンピオンの参戦、エースの不調、・・・。

ペダルを踏む。
無心で飛び込む。
全力を出し切る。
そして、「やり切った」と思える。

 どんな状況でも答えはシンプルだと感じました。物語では、報酬に加えて様々なボーナスもついてきます。そういうのも地味に良かったです。

 お時間のある方は読んでみてください(^^)/

「望んでいること」「現状」「やり方」の3つが明確になると、不安は小さくなる。
 そして、「質問に答える」だけで「望んでいること」「現状」「やり方」の3つは明確にできます。
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くすぶっている人に自信を提供する。

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