こんばんは、自信コーチの阿部洋太郎です。大阪市内の自宅でこの記事を書いています。さて、先月末に十二国記シリーズの1冊を久々に読みました。
小野不由美著 「黄昏の岸 暁の天」
十二国記シリーズの舞台は「天、麒麟、王、仙、仁・・・」といった感じの中国神話のような異世界です。その異世界からやってきた麒麟に、現代日本の女子高生が王として選ばれる、というところから話は始まります。(「月の影 影の海」)
各国のトップである王と麒麟に天から与えられる目標は慈愛に満ちた国を作ること。不老不死の体、使令の妖魔を使いこなす麒麟、数々の宝具、・・・。王には、天から多くのモノが与えられます。「そんだけのモノがあったら、簡単に何でも実現できるやん!」となりそうですが、実際には物事は簡単には進みません。
慣習と抵抗勢力、権力闘争、恐怖心と猜疑心、・・・。
十二国記の世界でも、対立する利害関係によって事態は思わぬ方向に向かいます。「黄昏の岸 暁の天」では、王と麒麟が同時に行方不明になり大混乱に陥った国から一人の将軍が他国に助けを求めにくる、というどうしようもない状況から物語が進行していきます。
解決の糸口は各人の想いと率直な話し合いから生まれる
事態を打開するカギとなるのは、超能力でも最新兵器でもなく、人間ひとりひとりの個人的なつながり。小説を読んでそんなことを思いました。
ちなみに、シリーズ物なので最初から読んだ方が面白いです。Wikipediaでは2016年に「十二国記シリーズ」の最終刊が発売される、となってましたが、2016年は終わってしまいました(笑) 気長に待とうと思います。
シリーズ第1作はコチラです。
「黄昏の岸 暁の天」はコチラです。
「SF好き」という方は読んでみてください(^^)/
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