2023. 3. 5. 監督経験者座談会

京都大学空手道部

 2年くらいゴロゴロしていたいと奥様に言ったら「いつもしてるやん」と返された阿部洋太郎です、おこんばんわー。さて、先週日曜日は「監督経験者が新監督にアドバイスを送る」という座談会に行ってきました。

京大黄金時代を築いた佐々木監督は現役の時からすごかった。

 座談会では監督経験者の佐々木先輩、高木先輩、德野先輩からいろいろとアドバイスをいただけました。私が学生の時に監督だった高木先輩、昨年までいろいろとご指導いただいた德野先輩のすごさは知っていましたが、高木先輩以前に監督をされていた佐々木先輩もすごい人でした。

 二回生で部の運営を任された佐々木先輩は南郷継正の理論を基に「部員全員2年間は試合に出ず技を作ることに充てます」と宣言。当時の監督から「主要な大会だけは出てくれ」と頼まれたため「試合には出るが勝ちにいかない」というスタンスで2年間を技作りに充て、当時どこもやっていなかった中段逆突きカウンターの練習体系を確立し、4回生で私大に勝てるようになる。監督になってからも南郷継正理論を基に指導を行い、西日本大会と全関西団体戦で優勝。大学時代に高木監督から「ラクダみたいやなー」「ナスビみたいやなー」と言われていた自分とは雲泥の差で、すごい人やなーと改めて思いました。

南郷継正はすごい...のか?

 ということで、南郷継正の著書「武道とは何か 武道綱要」「武道の科学 武道と認識・実体論」を読みましたが、個人的には合いませんでした(部分的には「なるほど」というところはいろいろとありました)。

・佐々木監督率いる京大空手道部以外の成功例を聞いたことがない。
・そもそも試合に勝つことを目的としていない。
・無理強いが苦手。

 京大空手道部の黄金時代を作り出した「南郷継正理論を基にした佐々木先輩の指導」は学ぶところが多々あるので、座談会の内容やアドバイスしていただいたことを後輩達に伝えたいと思います。

 

「望んでいること」「現状」「やり方」の3つが明確になると、不安は小さくなる。
 そして、「質問に答える」だけで「望んでいること」「現状」「やり方」の3つは明確にできます。
京都大学空手道部
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