2019年度のOB会誌原稿

 締切り間近に慌てて原稿を書く阿部洋太郎です、こんばんわー。さて、昨年末も空手道部のOB会誌『叡空』に寄稿しました。苦労して書いたのでブログにもアップしておこうと思います。

大事なのはゴールと階段

 高い壁の上のゴールと、階段の上のゴールだったら、階段の上のゴールに行く方が簡単です。では、下の”ゴールが見えない階段”はどうですか?

「行くぞ!」とだけ言って走りだす先輩に、ただひたすら付いていくランニング。
「あと10回! 1、2、3、4、5、6、7、8、9、9、9、9、・・・」いつまでも終わらない基本。
「弱い。もっと強く」「弱い。もっと強く」「弱い。もっと強く」・・・延々と無茶振りされる打ち込み。

・・・ゴールが見えなくなった時、“やる気”はなくなります。逆に言えば、『ゴール:自分が望んでいること』を思い出して、実現するために必要なことをブレイクダウンしていけばやる気は復活します。

 私は3回生で有段の試合に出始めた時にスランプになりました。全然ポイントが取れない。当然試合にも勝てない。何をしていいか分からない。そうなると面白くなくなるので練習に対するモチベーションが低下する。で、練習量が減ってスランプが長引く。3回生の国公立大会で1回戦負けして悔しくて「どうしても勝ちたい」となったことでモチベーションは復活しましたが、やる気が出なかった3回生の1年が今から思うともったいなかったです。

【ゴールが見えなくなった時は、初心に戻る】
 「あの先輩みたいになりたい」「強くなりたい」「なんか楽しそう」「友達が欲しい」・・・「空手道部に入ろう」と思ったきっかけを思い出すと、「現状はどうなのか」「今どうなりたいと思っているのか」が見えてきます。

【高い壁を感じている時は、“今あるモノ”と“必要なモノ”を書き出す】
 思いつくことを全部書き出して、中身を精査していく。例えば「筋力が足りない」と思っているなら「どこの部位の筋力が足りないのか」「ウェイト何kg上げれたらいいのか?」「本当に筋力は足りないのか?」「筋力のない人は絶対に勝てないのか? 他にはどんな方法があるか?」と考えて行く。「強くなりたいんじゃなくて、友達が欲しい」というのがゴールであれば、どうやったら友達ができるかを考える。で、やることが決まったら優先順位をつけて1個ずつやっていく。

 ゴールを決めて、実現する方法を考えて、実行する。やり方自体は『大学受験でやってきたこと』と同じです。後は空手道部の4年間で何を実現したいのか。それぞれの空手ライフを漫喫してもらえるように、2019年も自分に何ができるか考えていきたいと思います。

押忍

勉強法のブログ記事を流用

 昨年は最後までネタが思い浮かばず、最終的にはブログ記事を流用しました(汗) 勉強でも空手でも”大事なポイントは同じ”ということに後輩が気づいてくれたらと思います。

「望んでいること」「現状」「やり方」の3つが明確になると、不安は小さくなる。
 そして、「質問に答える」だけで「望んでいること」「現状」「やり方」の3つは明確にできます。
京都大学空手道部
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