「これだけ覚えといたら、80点は取れるっていうの、ない-?」
こんばんは、阿部洋太郎です。大阪市内の自宅でこの記事を書いています。さて、先日ジャレド・ダイアモンド著「銃・病原菌・鉄」を読んでいて、高校の定期試験の直前にクラスメイトのA君が毎回言っていたのを思い出しました。
われわれは、成功や失敗の原因をひとつにしぼる単純明快な説明を好む傾向にあるが、物事は大抵の場合、失敗の原因となりうるいくつもの要素を回避できてはじめて成功する。
(ジャレド・ダイヤモンド著「銃・病原菌・鉄」上巻、第9章 290ページより引用)
試験でいい点を取ろうと思ったら、「目標を立てる」「試験日から逆算して計画を立てる」「現状を確認する」「計画と現実を見比べて、必要なら修正をかける」「勉強時間と場所を確保する」「モチベーションを保つ」・・・というような複数の要因をクリアしていく必要があります。「計画は立てたけどやる気が起きなかった」「やる気は出たけど試験当日になっていて時間切れになった」というように、欠けている部分があると他で頑張ったことが結果に繋がらなくなる。試験勉強にも上記の話は当てはまります。
こう書くと簡単じゃないように感じるかもしれませんが、実は1つ1つの要因ごとに見ていくと意外と簡単です。例えば「現状を確認する」は問題集を解けば分かりますし、「モチベーションを保つ」には過去に記事にした“4マット”を使うと簡単です。そうやって1つずつ解決していくと、思ってるよりずっと簡単に試験の点数は上がります。
「頑張っているのに成果が出ない」時は、頑張る対象がずれている
「頑張ってるのに、なかなか成績が伸びない・・・」という方は、深呼吸してから“要因”を書き出してみてください。1個ずつ解決していけば、必ず成績は上がります!
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