こんばんは、自信コーチの阿部洋太郎です。大阪市内の自宅でこの記事を書いています。さて、先月18日に「業績アップ特化合宿」の説明会に行ってきました。講師はTOC(制約条件理論)の田中良一さんと品質工学(田口メソッド)の高木先輩。実践家のお二方のノウハウが学べるということで、期待して行ってきました。
まず、マーケティング。
品質工学は製品の開発手法、TOCは製造方法の最適化がテーマです。が、この説明会の最重要ポイントは”開発以前”の題材でした。
お客様がいないのに商品を開発しても売れない。
そこで大事になるのがマーケティングですが、教えていただいた方法はシンプルでした。
マーケティングで必要なことは3つだけ。
(1) 誰をお客様にしたいか。
(2) 既存品に対するお客様の不満は何か。
(3) どういう環境で使用しているか。
この3つに対して”解決策”を提供できればお客様はできます。
次の開発段階で役に立つのが「品質工学の考え方」
使用環境で「不満」を解決する商品を提供するとクレームは起こりません。このときに品質工学を使います。やり方は次の3つ。
(1)「自分ではどうにもならないこと」と「なんとかなること」を分ける。
(2) 実験して「なんとかなること」のベストな組み合わせを見つける。
(3) 「自分ではどうにもならないこと」をクリアできるか確認する。
やみくもにやると数千~数万回の試行錯誤が必要だが、(1)~(3)に当てはめると数十~数百回の検討で答えにたどり着けます。
最後の製造段階で役立つのがTOC(制約条件の理論)。
(1) 利益の最大化を目指す。
(2) つながりを整理して課題をシンプルにする。
(3) ボトルネックに注力する。
やみくもに頑張るよりも、余裕(バッファ)を適切なところに持たせた方がはるかに大きな成果が得られます。
写真はTOCゲームで「やみくもに頑張ったとき」にできあがった在庫の山です。今回も勉強になりました。
1回目の合宿は2017年1月27日・28日
合宿→半年のフォロー→仕上げ合宿のメニューが用意されているので、しっかり学んでこようと思います!
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