おはようございます、自信コーチの阿部洋太郎です。大阪市内の自宅でこの記事を書いています。さて、先週末の土日はTOC研修に参加してきました。
TOC(Theory of Constraints、制約条件の理論)
エリヤフ・ゴールドラット博士が理論を作り、多くの企業で成果を出しているTOC。
「ボトルネックに手をうたないと、頑張って仕事をしても成果が出ない」
「ボトルネックを見つけて解消すると、短期間で成果は出る」
本(ザ・ゴール)を読んで頭では理解していましたが、実際にゲームで体験すると全然違いました(笑)
この研修では、1テーブルが1つの工場ラインになり、6工程をかけて商品を製造して出荷します。顧客からのオーダーは20日で70個。各工程の能力は平均3.5個(サイコロの出た目)。単純計算すると(一日3.5個生産)×(20日間)= 70個 になるはずですが、実際には50個程度しか製造できません。
その状態から、設備投資+残業 した場合、ボトルネック対策 した場合とゲームをして、それぞれのケースで決算書まで作成します。
今回やってみて気づいたことは、
「一番苦労しているところ=ボトルネック」ではない!
2回目のゲームで、私は3番目の工程担当で「4番目の工程がボトルネック」だったのでほっとしていたのですが、大きな勘違いでした。
「後ろの工程が進まない=一つ前の工程に在庫が積み上がる」
目の前に80個の在庫が溜まった時は大変な目に会いました(苦笑) 今回はタネが分かっているので良かったですが、実際の仕事だったら確実に3番目の工程に問題があると思ってしまいます。で、第4工程の担当者が第3工程の手伝いに回されるようなことがあれば、更に大変なことになります。
自分の仕事でボトルネック探し
前半ゲームで”体感”してから、後半は「自分のボトルネック探し」。実際の自分の仕事にフォーカスしていたので、実践的なヒントも手に入れることが出来ました。
後半のワークでも「思い込み」が外せました。
ひとつは「手持ち現金の増減を最重視していた」こと。ビジネスで大事なポイントは別にありました。
もう一つは「一人で全部やる」が制約になっていたこと。資源をどう使うか、見直しがいると気づきました。
今後に活かしたいと思います。
マンガ版「ザ・ゴール」はこちらです。
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