こんばんは、自信コーチの阿部洋太郎です。大阪市内の自宅でこの記事を書いています。さて、昨日は「ヨクスル勉強会」に行ってきました。今回のテーマは「TOC(Theory of Constraints、制約条件理論)」。ゲスト講師の田中良一さんがTOC・高木先輩が品質工学からの補足説明という形式でした。
TOC(Theory of Constraints、制約条件理論)
「一番弱い部分(ボトルネック)が全体のパフォーマンスを決める」という理論で、イスラエルの物理学者エリヤフ・ゴールドラットが「ある工場の生産改革」を成し遂げたところからビジネスで広がりました。(ビジネス小説「ザ・ゴール」はベストセラーになってます)
例えば、遠足で予定通りの時間に目的地にたどり着くかどうかは、一番早い子でも平均移動速度でもなく、「一番歩くのが遅い子」によって決まります。このときに各自がベストを尽くして出来るだけ速く歩こうとしても、全体のスケジュールは変わりません。大事なのは「一番歩くのが遅い子」が速く歩けるようにサポートすることです。
ビジネスでも同じで「みんなが目の前の仕事を頑張ってる」だけでは全体のパフォーマンスは上がりません。必要なのは「ボトルネック」を見つけて手を打つこと。このときに「頭を使う」ことが大事になります。
例えば「ゴキブリが出た!」に対して、スプレー・ゴキブリホイホイ・ホウ酸団子・・・と対処療法を取るだけでは問題は解決しません。大事なのは原因。「ゴキブリは匂いに惹かれてやってくる」→「原因は匂いの元(ゴミ・食べ残し・・・)」→「ゴミは密封してすぐに出す」という様に「原因」に手を打つ。(ゴキブリホイホイを置くと匂いが発生する・・・という恐ろしい情報もありました)
じゃあ、どうやって「ボトルネック」を見つけるかですが、
1. ゲームで体験する。
2. 思考プロセスツールを使う。
3. 客観的視点を入れる。
この3つをやると数ヶ月で目に見える成果が出始める人もいるので9月23日(金)24日(土)の合宿セミナーにお越しください、とのことでした。ご興味のある方は行ってみてください。
マンガ版の「ザ・ゴール」はコチラです。
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