曽田正人著 「Moon」 1~9巻

 曽田正人著「Moon」を読み終えました。バレエを題材にして映画化もされた「昴」の続編です。何回も読んでいますが、今回も気づきがありました。

”ない”が原動力となる

 主人公の昴は双子の和馬を子供の頃になくします。和馬の看病にかかりっきりだった母親と父親とも距離が空き、その喪失感をバレエで埋め合わせます。「いつ死ぬか分からない」から「今」に全エネルギーを注ぐ。何もないからバレエだけに全エネルギーを注ぐ。その結果として常人離れしたパフォーマンスを発揮する、というのが「昴」でした。(アイルトン・セナをモチーフにした話です)

”ある”が原動力となる

 続編のMoonでは、昴はなくしたモノを取り戻していきます。パートナー、友達、先生、家族、・・・。で、パフォーマンスの原動力となっていたのが「喪失感」ではなかった、というところに気づく、というところでストーリーは終わります。

 大学生で最初に読んだ時は「喪失感をエネルギーにして、ひとつのことにエネルギーを注ぐ」という部分に魅かれました。今回読んでヒットしたのが「無限に供給できる」。限られたエネルギーを配分するのではなく、エネルギーは無限にある。そういうイメージができるようになってきたと気づきました。

 また、時間があったら読もうと思います。

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