おはようございます、自信コーチの阿部洋太郎です。最近「大学受験でどんな勉強をしていたか」を頑張って思い出しています。で、できたことはあんまり覚えてないのですが、できなかったことは結構覚えてました。5教科の中で苦手だったのが国語と英語。国語は勉強法がよく分からず放置してたのに対し、英語は頑張って勉強した割には伸びませんでした。今でも覚えているのが長文読解で出てきた「Shakespeare」。この単語を見た瞬間に「訳が分からん!無理!」ってなったのですが、後で答えを見ると「シェークスピア」でした(苦笑) 中高で「英語は難しい」と刷り込まれました(笑)
「英語は並べる」と知って目からウロコ
ということで、大学に入ってからも英語を敬遠していたのですが、昨年大西泰斗さんの本を読んで「あー、なるほど!となりました。それが「英語は並べ方」。
英語には「てにをは」「ですます」がありません。例えば、
「一郎から受信したメールは二郎に転送したと三郎から聞きました。」
という文章から「てにをは」を抜くと
「一郎 受信 メール 二郎 転送 三郎 聞く」
誰が?
一郎、二郎、三郎?
何を?
メール?
どうした?
受信、転送、聞く?
単語だけ並んでいると、全然わかりません。それはアメリカ人でも当然同じです。でもアメリカ人は「てにをは」を使わずに、きちんと意味を伝えています。じゃあ「てにをは」を使わないで、どうやって判別してるかというと「並び方のルールを決めている」。
最初に主語(誰が)、次に動詞(~した)、最後に目的語(何を)
それぞれに説明があれば付け加える。
(誰が)+(どうした)+(何を)+(説明)
と位置によって意味が決まります。逆に言うと、並びがおかしいと伝わりません。
ポイントは動詞!
で、文章を読むときも書くときも、動詞を探すのがポイントになります。なぜかというと、”真ん中”の動詞が見つかると、前にある「主語」と後ろにある「目的語」を判別できるからです。例えば先ほどの文章「一郎から受信したメールは二郎に転送したと三郎から聞きました。」では、
動詞は?
聞きました(hearの過去形でheard)
誰が聞いた?
一郎でも二郎でも三郎でもなく、私!(I)
何を聞いた?
話(the story)
説明:
話は三郎から聞いた(from Saburo)
ここまでで
I heard the story from Saburo.
話の中身も(主語 動詞 目的語)の並びにします。
『一郎から受信したメールは二郎に転送した』
話の中の動詞は?
転送した(forwardの過去形でforwarded)
誰が転送した?
三郎(Saburo)
何を?
一郎から受信したメール(the mail from Ichiro)
説明:
二郎に転送した(to Jiro)
話の内容は
Saburo forwarded the meil from Ichiro to Jiro.
一つの文章にすると
I heard(the story)from Saburo
that he forwarded the mail from Ichiro to Jiro.
The storyはダブるので省略、三郎はダブるのでheに変えました。(heを省略すると、(主語 動詞 目的語)と並べられなくなります。だからheは省略できません)
英語と日本語は別物
さて、私はずっと英語の勉強をするときに、「ofは「の」で、isは「です」で、・・・」と覚えようとしていたんですが、上手くいきませんでした。「どの位置にあるか」で意味は変わるから当然です。
日本語では「○○と聞きました」なのが英語では「聞きました、○○を」になります。「壁の後ろに猫がいる」だと「a cat behind the wall(猫 後ろ 壁)」。日本語は、話を進めていって最後に結論ですが、英語は結論から始まる感じです。そもそもの思考パターンが違うので、単語を1個ずつ訳していっても上手くいきません。
でも、最初から”別物”だと思ってルールを覚えていくと、理解しやすくなります。で、「あー、そういうことか!」と分かってくると面白くなります。お時間ある方は大西さんの本を読んでみてください!
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