2つ目の方法は「長所を生かす」です。(前の記事はコチラです)
さて、私はぼんやりしているように思われることが多いんですが、それには3つの理由があります。1つ目は反応が鈍い。2つ目は空気が読めない。3つ目は機敏さがない。こう書くと「良いところがない」ですが、実は裏返すと「受験向き」になります。「1つ目の反応が鈍い」は「全体を捉えられる」。“一を聞いて十を知る”様な反応の鋭い人は1だけ聞いて2~10の全部を間違える可能性があります。それに対して「最初から反応しない」と全部しっかり聞いてから考えられます。「空気が読めない」は「安定している」。周りの雰囲気に流されず自分のペースでコツコツ進められます。「機敏さがない」は「腰を据えて取り組める」。目移りすることなく一つの事にじっくり取り組めます。このように「全体を捉えられる」「安定している」「腰を据えて取り組める」という長所が私にはあったのですが、スタートを切る時はどうしてもゆっくりになります。それが自分で分かっていたので焦らずに受験勉強に取り組めました。
もし、「反応が鈍い」「空気が読めない」「機敏さがない」とないところに意識が向いていたらどうなったでしょうか?「反応を鋭くするには?」「どうやったら空気が読めるか?」「機敏に動くにはどうしたらいいか?」という苦手な課題に取り組んでいたら、ものすごく遠回りしていたと思います。35歳になった今でも空気が読めない(笑)ことを考えれば、苦手な課題を大学受験までにクリアできた可能性は低いです。
長所は人それぞれ必ずある
ところで「私は受験に向いていた」と書きましたが、反応が鋭く空気が読めて機敏に動ける人が受験に向いていないかというと、そんなことはありません。情報をすぐに理解でき周りと協力でき素早く行動できる、という長所は当然受験にも生かせます。後は早とちりや雰囲気に流されないような仕組みを作れば大丈夫です。このように、どんな特徴でも役立てることは出来ます。1日目の内容と重なりますが、「今あること・使えるモノを見つけ、「更に何があったら良いか?」を考えていく」この思考パターンが身に付くと効率は高まります。
長所を生かすための5つの質問
では、具体的なやり方を説明します。やることは簡単で、以下の設問に答えていくだけです。
(1) あなたは自分の長所と短所、どちらが思い浮かびやすいですか?
「長所」という方は質問(4)、「短所」という方は質問(2)に答えてください。
(2) あなたの短所を出来るだけ沢山書き出してください。
(3) 短所を裏返して長所にしてください。
(例. 頑固→意志が強い。優柔不断→柔軟性がある。「反転するのが難しい」という方は「ネガポ辞典」でググってください)
(4) 今取り組んでいる課題に対して、あなたのどんな長所が活かせますか?
(5) 更に何があれば良いですか?何が欲しいですか?
・・・いかがだったでしょうか? 長所の活かし方が見つかった方は是非使ってください!「見つからなかった」「しっくりこない」「よく分からない」という方も大丈夫です。「あること」に目を向ける質問を毎日続けていると、そのうち慣れてきます。今日出来なかった方は気が向いた時に再度挑戦してみてください。
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「3.計画の作り方」
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