実行力はどれくらい?

日記

 おはようございます、自信コーチの阿部洋太郎です。大阪市内の自宅でこの記事を書いています。さて、先日受講したISO14001の講座で出てきた「アカウンタビリティー(説明責任)」についてネットで調べていると、“フランクリン・コヴィー・ジャパン・レポート 日本企業を蝕む「実行力」不足”というページに行き当たりました。フランクリン・コヴィー・ジャパンが「目標の明確さ、コミットメント、行動に落とし込む、環境整備、相乗効果、アカウンタビリティ」という6項目からなる“実行力”のアンケートを取ったところ、全世界の平均スコアが58に対し、日本企業の平均スコアが36.5と非常に低かった、という内容です。特徴としては「目標の明確さ」「コミットメント」が低く、組織全体の目標が社員に十分共有されておらずコミットメントも得られていない、「会社の方向性、ミッションが良く理解されていない」「評価基準が曖昧」「仕事が評価されていない」「情熱がわかない」・・・となっているために「重要課題に対する実行力が低くなっている」、と書かれていました。思い当るところはありますか?

自分の実行力はどれくらい?

 コンサルティングとセミナーの広告として書かれていた記事なので鵜呑みには出来ませんが、「なるほど」と納得できる部分も多々ありました。「じゃあ、自分のこれからやろうとしている仕事についてはどうなのか?」と興味が湧いたので、記事に書かれていた質問項目を抜き出して「どれくらい出来ているか」を推測してみました。

その結果は、
1.明確さ 16%
2.コミットメント 16%
3.行動計画 4%
4.環境整備 30%
5.相乗効果 35%
6.アカウンタビリティ 25%
全体 21%

・・・実行力不足でした。ただ、質問項目を埋めていくことで足りていなかった部分が見えてきました。質問項目に答えられるように計画を作っていくと、だいぶ具体的に落とし込めました(自己評価ですが)。計画に落とし込んだ後のスコアは以下の通りです。

1.明確さ 16% → 80%
2.コミットメント 16% → 66%
3.行動計画 4% → 57%
4.環境整備 30% → 55%
5.相乗効果 35% → 65%
6.アカウンタビリティ 25% → 50%
全体 21% → 62%

といってもまだまだ低いので、目標の行動指針と業務システムへの落とし込みを進めていきたいです。質問項目は下に書いているものを使いました。

質問内容

1.明確さ
会社の方向性の明確さ
 会社には明確で説得力のあるミッションまたは目的があるか
 会社には戦略を持って示された方向性があるか
 会社には明確な目標があるか
 組織の戦略を持って示された方向性の明確な根拠を理解しているか
 組織の目標がミッション及び戦略に明確に結びついているか
 会社の目標を達成するために何を行なうべきかを理解しているか
個人目標の明確さ
 業務目標は会社のミッションまたは目的と明確に結びついているか
 業務目標は会社の方向性と明確に結びついているか
 業務目標は会社の目標と明確に結びついているか
 業務目標は文書化されているか
 業務目標には、具体的な達成基準があるか
 業務目標には期限が設けられているか
 業務目標には優先順位が付けられているか
チームメンバーの最重要目標に対する集中度
 概して、最重要目標に集中しているか

2.目標達成への強いコミットメント
明確で測定可能なチーム目標
 熱意を持って目標を設定しているか
 評価できる目標を設定しているか
 実現可能な目標を設定しているか
 目標に熱意を持って取り組めるか
 目標が適切な時期に遂行できるようにタイムリーな設定になっているか
 利害関係者のニーズを満たす目標を設定しているか
各人のモチベーションと価値観
 私の仕事は重要な目標達成に貢献しているか
 私のベストな才能と情熱が引き出されているか
 私の貢献が評価され認められているか
 やる気を持ってチームのための仕事にあたっているか
組織の方向性へのコミットメント
 組織の方向性と同じ方向に進んでいるか

3.会社の最重要目標の行動計画への落とし込み
会社目標から個人の目標のアライメント
 最重要目標にフォーカスしているか
 先行指標に基づき行動しているか
 行動を促すスコアボードをつけるか
 アカウンタビリティのリズムを生みだしているか
チーム間の協力
 互いに助け合う具体的な方法の計画を立てているか
個人の計画への落としこみ
 個人の業務目標は、日々のタスクに落とし込まれているか
 毎日時間をとって、あなたのチームの最重要目標を中心とした業務活動を特定し、スケジュールを立てているか

4.成果をあげる環境整備
チームのエンパワーメント
 良い仕事をするために必要な裁量が与えられているか
 業務システムと業務プロセスは、目標のために整えられているか
 広範囲の情報源から業務改善の意見を集めるシステムがあるか

5.相乗効果
チーム内のコミュニケーション
 自ら率直に話し合いに参加しているか
 相手を尊重して考えを述べているか
 異なった視点を見出しているか
 創造性の高いアイデアを出し合っているか
チーム内の信頼関係
 他のメンバーの成功を自分の成功として喜べるか
 誰もが公平扱われているか?
 社内の駆け引きより、最善の考えと情報に基づき意思決定をしているか
部門間の協調度合い
 他のグループの最重要目標を知っているか
 他のグループと頻繁に話し合っているか
組織としての相乗効果
 会社が文書化された明確な価値観があるか
 たとえ困難な状況においても組織の価値観に沿って行動しているか
 組織としてメンバーとの取り決めを尊重し常に守っているか

6. アカウンタビリティ
チームのアカウンタビリティ
 少なくとも月に一回直属上司と目標の達成状況を見直しているか
 責任の所在は明確か
 自分は結果責任を引き受けているか
チームの達成基準
 達成基準が視覚化されていて、全員が確認できるか
個人のアカウンタビリティ
 自分の仕事の結果に対する責任を負っているか
 影響できないことではなく、影響できることに集中しているか
 状況が悪くなった時でも他の人を非難することはしないか

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 そして、「質問に答える」だけで「望んでいること」「現状」「やり方」の3つは明確にできます。
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