[講師] 水野茂樹さん(プロコーチ、認定レジリエンス・トレーナー)
レジリエンス(逆境に対する強さ)は次の3つから生まれます。
1.ストレスやプレッシャーを受け入れる柔軟性
2.状況に合わせる適応力
3.失敗して落ち込んでもすぐに立ち直る回復力
そして、この3つはノウハウを学び訓練することで習得できます。
ネガティブな感情は衝動的な行動を生む
そして、その結果として更にネガティブな感情に陥りやすいです。
(例. 落ち込む→八つ当たりする→自己嫌悪に陥る→ストレス解消のために衝動買いする→・・・)
だからといって、ネガティブな感情を抑圧すると体の中に溜まり、些細なきっかけで暴発してしまう。だから、ネガティブな感情が生まれた時は、まずその「感情」を自分で認めます。(口に出す、紙に書く とやりやすいです)そうすると「悪循環」の入り口にいることに気付けます。
”入り口”にいることに気付いたら
・深呼吸してクールダウンする。
・気晴らしする(運動、音楽、瞑想、筆記活動、没頭できる趣味、・・・)
・自分の強みに焦点を当てる。
まず、自分の強みを見つける
自分の強みを知り、強みを生かす方法を考えると成果は出やすくなります。そして、成果が出て自信がつくと適応力や柔軟性が向上し、レジリエンス力は高まる。
・ストレングスカード(イタリア製、2000円くらい)
・VIA-IS(ネットで出来る、無料、所要時間30分)
・ストレングスファインダー(米国ギャラップ社製、有料)
などを使うと「自分の強み」は見つけやすくなります。
悪循環から抜け出せたら「逆境物語」を作る。
1. 人生の逆境グラフ(横軸 時間、縦軸 意欲・やる気)をつくり、人生を俯瞰する。
2. 逆境から回復した時に使った「自分の強み」と「助けてくれた人(
3. その経験にはどんな意味があり、何を学び、
最後に「自分の物語(人生)」にタイトルをつける。
過去の出来事の見方が「失敗者・被害者」目線から「再起し困難を乗り越えた者」目線に変わることで、次に困難な状況が生じたときの耐性が高まります。
3~4人でワークをすると、自分では見えなかった「強み」や「人生のタイトル」を周りの人が見つけてくれます。ということで、ワークでは自分ではあると思っていなかった“「計画性」「勤勉」「学習」の長所がある”と言ってもらえて、自分の見方が少し変わりました。
ネガティブな感情を抑圧する傾向が自分にはあると感じたので、「認める→深呼吸→気晴らし」は習慣化しようと思いました(#^.^#)
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