【勉強の効率を上げる方法1】ゼロからスタートしない

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 勉強の効率を上げる方法1は「ゼロからスタートしない」です。(前の記事はコチラです)

 「ゼロからスタートします!」「イチからやり直します!」というと好感が持てますが、何もないところからスタートすると当然時間も労力もかかります。それに対して既に持っている長所や経験を活かせばずっと短い時間で結果を得られます。でも、私達は普段の生活の中で「足りないこと」「出来ていないこと」に目が行くクセがついています。「お金がない」「時間がない」「能力がない」「機会がない」「やる気がない」・・・思い当ることはありませんか?

ということで、まずは「あること」に気付くための「3つの質問」をご紹介します!

(1) 「24時間以内にあった良いこと、新しいことは何ですか?」

・・・何か答えが思い浮かびましたか?答えが見つかったら紙に書いてください。今すぐ見つからなくても大丈夫です。そのうちに思い浮かびます。

 この質問は、組織論と教育学のピーター・クライン博士が「荒廃した学校の立て直し」のために作ったGood & Newというワークで使われる質問です。「24時間以内にあった良いこと・新しいこと」を毎日発表すると、発表する必要に迫られて生徒達は毎日「良いこと・新しいこと」を探すようになり、自分の身の回りに「良いこと・新しいこと」に気付き、「荒廃した学校にいる」というすさんだ気持ちが変わり、学校は立てなおりました。

 人間は質問されると無意識に答えを探します。そうすると自然と答えは見つかります。毎日質問されると、日常生活の中で良いことや新しいことが日々起きていることに気付けます。そうすると「あるもの」にも目が向くようになり、意識が変わります。

(2) 「今取り組んでいる課題に対して、あなたはどんな長所や経験を持っていますか?」

 自分に「あるモノ」「出来ること」は沢山あります。でも気付いていないと使えません。思いついたことを出来るだけ沢山書き出してください。

(3) 「更に何があれば良いですか?何が欲しいですか?」

 最初に「何が必要か?」を考えると、「ないこと」に意識が向きます。そうすると「ないこと」がたくさん見つかり、どんどん自信がなくなります。でも一度「あること」に目を向けてから「更に必要なこと」に意識を向けると、「ゼロからのスタート」ではなくなります。

「7回繰り返すと思考パターンは変わる」と言われています。「(1)~(3)の質問に答える」を7日間続けてみてください!

続きはコチラ。
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2.長所を生かす方法

「望んでいること」「現状」「やり方」の3つが明確になると、不安は小さくなる。
 そして、「質問に答える」だけで「望んでいること」「現状」「やり方」の3つは明確にできます。
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