【勉強法】勉強法は段階によって変わる

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 こんばんは、自信コーチの阿部洋太郎です。大阪市内の自宅でこの記事を書いています。先月は「自分がやりたいこと」を考える機会が多々ありました。で、やりたいのは「できた!」「わかった!」となってもらう、ということに行きつきました。自分自身が勉強・空手・仕事で味わった「できた!」「わかった!」という喜びを、多くの方に伝えて共有したい、それを仕事にしたい、となりました。ということでこのブログでも「できた!」「わかった!」となるためのコツをお伝えしていこうと思います。 今回のテーマは「勉強法は段階によって変わる」。「頑張ってるのにだんだん成績が伸びなくなった」経験はありませんか?

学習の4段階に合わせて勉強法を変える

 さて、勉強法にはいろいろありますが、実は「学習段階」によって適切な方法は変わります。そして、自分がどの段階にいるかが分かると、今の自分に必要な勉強方法を選択できます。

学習段階は次の4段階があります。
1. 無意識的無能:やり方が分からない。イメージがないし全然出来ない状態。
2. 意識的無能:知っているけど出来ない。何となく見えるんだけどやってみると出来ない状態。
3. 意識的有能:意識してやると出来る。答えまでの道筋をたどっていくと出来る状態。
4. 無意識的有能:無意識に出来ている。全体像が見えて瞬時に答えられる状態。

 この4段階は、勉強でもスポーツでも趣味でも何にでも当てはまります。例えば料理であれば、1.作り方が分からない、2.レシピは知ってるけど作ると失敗する、3.レシピ通りに作ると出来る、4.感覚だけで作れる、みたいな感じです。で、1~4の段階で適した「学習方法」は以下の通りです。

1では「教えてもらう」。この段階で自力で試行錯誤したり反復練習をするのは効率的ではありません。
2では「試行錯誤」。教えてもらうだけだとココで詰まります。
3では「反復」。ここが疎かだと本番で実力を発揮できません。
4まで行くと試験は解けます。この段階で「展開」が出来ると更に効率は上がります。

 「頑張って勉強してるのに伸びなくなった・・・」というときは、“段階”が変わっている可能性があります。そういうときは「自分がどの段階か?」を考えてみてください。

試験勉強への応用方法

 ところで、「試験問題は誰でも解ける」と言われたらどう思いますか? そんなはずはないと思われるかもしれませんが、実際にいつどこで誰が考えても同じ答えにたどり着くように問題は作られています。なぜかと言うと、同じ答えにならないと採点できないから。

 例えば「私の笑いのツボをピンポイントで突き刺すダジャレを3つ答えなさい」という問題が出たらどうでしょうか? 採点する人によって答えは変わりますし、同じ解答が続くと面白くなくなります。上司に見られていたら下ネタ系は我慢するかもしれませんし、怖いお兄さんが言うと笑えなくなります。・・・採点できませんよね。

 こうならないように、試験問題は「誰が考えても同じ解答になる」という前提があります。(面接試験など、その人のキャラクターを評価する試験では当てはまりません)

 国語は?と思われるかもしれませんが、国語の試験であっても同じです。国語では「この文章を読んであなたはどう思いましたか?」という問題は出ません。どう思ったかは人それぞれで不正解がないからです。「つまらん」でも正解になります。なので「この文章で著者が言いたいと考えられることは何か?」のように、「論理的な繋がりを読み取れているか」が問われます。

誰でも解けるはずなのに、解けないのはなぜか

 誰が考えても「A→B→C→・・・→X→Y→Z」になる。それなのに解けないのは次の3つのケースがあります。

(1) 前提となる情報が足りていない。
「C、F→G、P、X」のような感じで、情報が少なすぎると何を意味するのかが分かりません。

(2) 繋がりに欠落部分がある。
「A、B、C→D、F→G、O→P→Q→R、X→Y→Z」のような感じで、なんとなく分かるけれども繋がっていない場所があると解答は出来ません。

(3) 覚えた情報が引き出せない
Pの次は?と聞かれたときに思い出せない、または「A→B→C→・・・→P→Q!」と答えるまでに時間がかかって試験時間が足りなくなる。

 「A→B→C→・・・→X→Y→Z」と必要な情報が全て頭に入っていて、「Pの次は?」と聞かれたときに「Q!」と反射的に答えられるようになると、試験でも問題なく解けます。

 これって先ほど書いた「学習の4段階」がそのまま当てはまります。(1) 無意識的無能:やり方が分からない。イメージがないし全然出来ない状態。(2) 意識的無能:知っているけど出来ない。何となく見えるんだけどやってみると出来ない状態。(3) 意識的有能:意識してやると出来る。答えまでの道筋をたどっていくと出来る状態。「Pの次は?」と聞かれたときに「Q!」と反射的に答えられるのが(4) 無意識的有能。

試験問題での学習の4段階の使い方

(1)無意識的無能の段階では情報を足す。A,B,H,・・・と教えてもらいながら情報を足していきます。

(2)意識的無能になって全体像が見えてきたら、繋がらないところを探す。この時は実際に問題を解いてみると「切れているポイント」が見つかります。で、そこを埋めていく。

(3)意識的有能まできたら反復。そうすると(4)無意識的有能になり、反射で答えられるようになります。

 原理的に、学校の勉強も試験問題も誰が考えても同じ答えになりますし、誰でも必ず理解し解けるようになります。だから、出来ていない時は「やり方」に改善ポイントがあります。そして、「学習の4段階」を知っておくと次の段階に進みやすくなります。進み方が悪くなってきたときは、自分がどの段階にいるか確認してみてください!

考え方の例は「消毒薬の覚え方」に書いています。
国語についてはコチラです。

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